2008-04-13

噂を信じて興行ビザを待つ娘たち

 貧しい者たちには満足な仕事が与えられないフィリピン。貧しくとも器量が良ければ日本へ行ってフィリピンパブで仕事ができる時代がありました。
 しかし実態はショーに出演するための興行ビザでの来日で、ホステスとしての接客は(資格外活動で)違法。
 定期的に入国管理局(入管)と警察が組んで見せしめ的に一部の店舗だけを摘発するという不公平とも言えるいたちごっこが続いた時代でした。
 日本には他にも、厳密には違法でも業界団体と警察との馴れ合いで存続している業種があります。
 ソープランドとパチンコ・パチスロです。
 しかしフィリピンパブには全国組織の業界団体がありませんでした。数年前に興行ビザのフィリピン人を締め出す動きがあった時も、業界側に組織だった反対運動も署名活動もないまま、結局事態は最悪の方向へと進んで、多くのフィリピーナや日本人スタッフがその職を失い、その結果生き残った店のほとんどが既に日本人と結婚していて自由に雇えるおばさんフィリピーナを雇うという客としては我慢ならない状態に陥っています。
 さらにはフィリピーナが結婚相手に毎月数万円の手数料を支払う契約での偽装結婚も増加しました。これによって本当に結婚しようとしているカップルにまでビザがなかなか下りないという弊害も生じています。
 また日本人男性側は本当の愛ある結婚のつもりでも、相手のフィリピーナの思惑は「手数料を体で支払う偽装結婚」であるケースも急増していると私は考えています。

 そんな昨今、ほんの僅かに発給されている興行ビザを取得しようとマニラまで出かけて申請に必要な書類を集め、プロモーターに手数料を支払って狭き門に夢を託して待っているフィリピーナが実に大勢いるようです。私がフィリピーナライブチャットを始めた2年前から昨年初めぐらいまでは、本当に日本の田舎に来てしまうチャットババエもいましたか゛、今は申請中という話ばかりでなかなか難しいようです。

 フィリピーナにとっても結婚は一生を左右する大事な問題です。あまりに簡単にOKがもらえたら、頭の隅で偽装結婚を疑ってみましょう。(^^;)

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